ペットの火葬や遺骨の処理で後悔しないための大切なこと

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  • 亡くなったペットは土葬するのが一般的でしたが、近年では土地事情や衛生面を考え、火葬にして埋葬にすることを選ぶ飼い主が増えています。

    ただ、火葬や葬儀については様々な業者が参入しており、自分が思うような対応がしてもらえないこともあります。大切なペットときちんとお別れをするためにも、火葬の前に準備しておきたいこと、遺骨の処理はどうするのか、事前に決めておきたいことについて詳しくご紹介します。

    ペットにとっても飼い主にとっても一番良い供養を選ぶためにも、最後までご覧ください。

ペットの火葬やご遺骨の供養で後悔しないためにしておくべきこと

  • ペットとの突然のお別れは寂しく悲しいもの。でも、こういうときこそ後悔を残さないためにも冷静に対処しましょう。丁寧に、心を込めて供養をしてあげれば可愛がっていたペットも天国で喜んでくれて、飼い主さまも気持ちを切り替えて前向きに日常生活を取り戻せるようになれるかと思います。

    今回はペットの火葬やご遺骨の供養について解説します。ペットが亡くなって「どうしたらいいかわからない」「後悔しないよう供養したい」という方は、ぜひお読みください。

ペットの火葬前にするべき3つのこと

亡くなったペットを火葬するにはどうしたらいいのでしょうか?後悔しないためにはどうしたらいいのでしょうか?ペットの火葬の流れや注意したいポイントについてご説明します。

1.ペット火葬業者選びとご火葬の日取り

まずは火葬業者と日取りを決めましょう。ペットの火葬業者は大きく分けて市区町村が運営している公共の火葬場と民間の火葬場の2か所があります。その中でもさらに合同火葬(他のご家庭のペットと一緒に火葬を行う)や一任個別火葬(ペットは個別で火葬され、火葬に立ち会うことはできない)、 個別立会火葬(ペットを個別で火葬して立ち会うこともできる)というように、さまざまな方式があります。

サービスの内容もしっかり見て業者を選びましょう。

また、日取りに関してはご家族や親戚、ご友人など、参列者予定者に確認して決める必要があります。

2.火葬炉に一緒に納めるものの用意

次に棺に納めたいものを用意しましょう。お花やご飯、おやつ、おもちゃ、首輪やリード、手紙、家族写真など、人それぞれです。生前好きだったものや思い出の品などを一緒に納めてあげましょう。

ただし、火葬場や業者によっては制限が設けられている場合もありますのでご注意ください。特に燃えない金属製のものや、有毒ガスが発生する樹脂製のものなどは断られる可能性もありますので、事前に確認しておきましょう。

また、思い出のものや写真などを納める場合は後々のことも考えて選んでください。火葬後に「やっぱり形見として遺しておけばよかった」と後悔される方もいらっしゃいます。

3.ペットの形見を遺す

形見があれば火葬後も生前のことを思い出し、旅立ったペットが身近に感じられるようになります。毛や爪、身につけていた首輪や衣服、おもちゃ、手形・足形(肉球のスタンプ)など、これもさまざまです。

前述の通り、 火葬の際に一緒に納めるものと形見にするものはしっかりと考えて、事前に分けておきましょう。

また、毛や爪、肉球のスタンプ、写真などは火葬した後では採取できませんので、事前に遺しておく必要があります。

後悔しない火葬後のご遺骨の供養方法とは

  • 火葬が終わったらご遺骨を受け取って供養することになりますが、どのようにすればいいのでしょうか?ここからはご遺骨の供養の方法について主なものを紹介します。特にご遺骨の取り扱いについては間違えると法律や条例違反になってしまったり、トラブルが発生したりといった可能性もありますので、注意点をしっかり押さえておきましょう。

自宅において手元供養する

まず挙げられるのが自宅に仏壇を設けて手元供養をするという方法です。特に頻繁に引っ越しされてお墓が作れない方や亡くなったペットを身近に感じたいという方が手元供養されるケースが多い傾向があります。また、四十九日や百日忌、一周忌などのタイミングで納骨をされる方が一時的に手元供養されるというケースも多いです。

もちろん手元供養されるのは何ら問題ありませんが、一点だけ注意点があります。骨壷の中に湿気が溜まってしまうとご遺骨にカビがはえてしまいます。骨壷の隙間から湿気が入ったり、寒暖差が大きくて結露が発生したり、原因はさまざまです。

手元供養をされる場合には湿気がなく気温の変化が少ない場所にご遺骨を安置しましょう。また、専用の吸湿剤なども販売されていますので、こうしたものも活用してみてください。

ペット霊園や飼い主さまの所有地に埋葬する

ペット霊園や飼い主さまの所有地に埋葬してお墓を設けるというのもメジャーな供養方法です。特にペット霊園であればお墓を管理してくれたり、法要を開いて供養してくれたりしてもらえるので安心です。ただし、中には 悪質な業者もおり、高額な費用を請求したり、突然霊園を閉鎖したりといったトラブルが発生することも考えられます。火葬と同様、業者選びには注意しましょう。

また、ご自宅のお庭に埋葬してお墓を設けるというのも問題ありません。お花や木を植えるのもステキです。ただし、土に還ることを考えるとお骨は骨壷から出して細かくしてから埋葬してあげる必要があります。

ご遺骨をアクセサリーにして形見にする

愛するペットといつも一緒にいられるよう、ご遺骨でアクセサリーを作ってくれるサービスも増えてきました。ご遺骨をカプセルに入れてポーチに入ったお守りを作る、チェーンをつけてペンダントにする、留め具をつけてキーホルダーにするなど、バリエーションも豊かです。また、ご遺骨から炭素を抽出して人工的なダイヤモンドを作ることもできます。

庭や海、川などに散骨する

ご遺骨を散骨して供養するという方法もあります。場所はお庭や毎日の散歩コース、海や川などさまざまです。ご自宅のお庭や敷地内なら問題ありませんが、それ以外の場所は注意が必要です。動物の遺体は法律上「 一般廃棄物」とみなされてしまいます。 ご遺骨を粉末状にしないと不法投棄とされる可能性があります。

加えて他人の土地で散骨をするとトラブルが発生する危険性があります。飼い主さまにとっては大切なペットのお骨でも、それを他人の土地に散骨するのは考えものです。

散骨を希望されるのであれば、一度火葬業者に相談してみましょう。

まとめ

  • 今まで可愛がられてきたペットが亡くなったら、感謝の気持ちを込めて悔いのないように供養してあげましょう。丁寧に供養してあげれば、きっとペットも喜んでくれるはずです。そのためにも、火葬の流れや供養の方法はしっかりと押さえておきましょう。

    もしペットの火葬やご遺骨の供養にお悩みでしたら、たんぽぽ墓苑にご相談ください。飼い主さまにとっても、ペットにとっても、一番よい形で丁寧に供養のお手伝いをさせていただきます。