ペットロスとの付き合い方

ペットロスについてご存じですか?

近年「ペットロス」という言葉をよく耳にするようになりました。
ペットを飼われている方が、可愛がってきたペットを亡くしたことで悲しみや喪失感を引きずってしまうことを指します。中にはペットロスが引き金となってうつ病や心臓病などが発症するケースもあり、適切なケアが必要とされています。

今現在ペットを飼われている方にとって、この問題は他人事ではありません。今回はペットロスの現状や重症化を防ぐためのポイントについて解説します。

ペットロスの現状

家族の一員として可愛がってきたペットが亡くなってしまって悲しいと思うのは自然なことです。
昔からペットロスという症状はありましたが、なぜ近年になって注目されるようになってきたのでしょうか?
まずは現状を見ていきましょう。

1. ペットロスの患者数の動向

今、日本国内でペットとして飼育されている犬・猫は1,857万匹とも言われていて、国民の1割以上がペットを飼っていると考えられます。
あるアンケート調査によるとペットを飼ったことがある人のうちおよそ3割がペットロスを経験したことがあると回答しています。単純にペットを飼っている人が1,857万人として計算すると500万人ほど。国民の12人に一人はペットロスに悩んだことがあるという、私たちにとっては身近な症状と言えるのです。

2. ペットロス患者増加の原因

ペットロスに悩む人が多いのは単純にペットを飼っている人の割合が高いだけではありません。患者数の増加あるいは重症化しやすい要因には以下のようなことが挙げられます。

2.1 ペットの地位の向上

農耕をさせるために牛を、馬車を牽かせるため馬を飼うなど、もともと人は使役のために動物を飼っていました。私たちにとって身近な犬も、狩猟や番犬を目的に飼われてきました。
言ってしまえば動物は人々の道具だったのです。

やがて機械化が進み、動物が使役目的を果たすことが少なくなりました。
その代わり、ペットブームが興り「愛玩動物」としてペットを飼う人が多くなってきたのです。ただ、人々がペットを飼いだした当初は「可愛い動物に癒やされたい」「寂しいから飼う」というように、人間本位で飼われていた側面がありました。

近年ではペットを単なる動物ではなく、「家族」として捉える「伴侶動物(コンパニオンアニマル)」という価値観が定着してきました。
飼い主のペットに対する想いや愛着が強くなった分、ペットロスも増えてきたと考えられています。

ペットの地位が高くなったのには核家族化・少子高齢化が進んだことでペットの需要が高まった、洋服を着せたり写真をSNSに投稿したりするなどペットを愛する人が増えたといった理由が考えられます。

2.2 獣医療やペットサービスの発達

人々の価値観の変化に加え、獣医療やペットサービスが発展して長寿命化したこともペットロスが増えた要因だと考えられます。人間と同様、動物でも外科手術やがん治療、放射線治療など高度医療を受けることができるようになりました。

今、犬も猫も平均寿命は15年くらいです。
いっしょに過ごす時間が長ければ長いほど、ペットに対する愛着も深まります。その反動として、いざペットが亡くなってしまったときの悲しみもより深いものとなり、ペットロスに陥ってしまいやすくなることが考えられます。

3. ペットロスは自然な反応

以上のような要因でペットロスに悩む人が増えてきていると考えられています。
ただし、ペットロスは決して異常なことではありません。長年連れ添い、家族と同じように愛情を注いできたペットが亡くなってしまって悲しむのは当たり前のことです。

大切なのは悲しみを引きずるがあまり重症化してしまわないこと。ペットロスによって健康を害する、日常生活に支障が出る前に、対策を講じることが大切です。
まずは一人で抱え込まず、誰かに自分の気持ちや悩みを相談してみましょう。

ペットロスから立ち直るために

ペットロスを防ぐための対策はさまざまです。
ペットがまだ健在のうちは、健康管理に気をつけてあげましょう。
いきなり病気になって亡くなってしまえば、ショックもそれだけ大きくなります。「もっと早くに気づいてあげれれば」という罪悪感にさいなまれる原因にもなります。しっかり健康管理をしてあげることで、ペットも長生きし、亡くなったときにもショックを和らげることができます。

仮にペットロスに陥ってしまったら、一人で抱え込まずに周囲の人に相談してみましょう。
悲しいときに感情を押し殺してしまうと、ますます自分を追い詰めることになります。だれかに気持ちを話すだけでも気分が紛れます。どうしても立ち直れないときにはカウンセラーに相談するのも手です。

また、ペットとの生活に区切りをつけることも大切です。
供養をしてあげてお別れをすることで、ペットの死を受け入れることができます。お墓を作ってお参りをすれば、亡くなったペットが身近に感じられます。

丁寧な供養も大切です

ペットロスから回復する時間は人それぞれですが、特に亡くなった直後にこれまでのペットとの生活に一区切りをつけることが、重症化を防ぐのには効果的です。
今までいっしょに暮らしてきたペットを偲び、感謝の気持ちを込め、旅立ちを見送ってあげるましょう。冷静に現実が受け入れられるようになり、また前向きな気持でこれからの生活を送れるようになります。

たんぽぽ墓苑では心を込めてペットの供養をお手伝いします。
いつでも会えるよう、骨壷や最寄りの納骨堂での供養も可能となっています。家族の一員として可愛がられてきたペットを、丁寧に供養してあげませんか?

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